オメガライナー工法
オメガライナー工法
オメガライナー工法とは、あらかじめ工場でω状に折りたたんだ形状記憶性能をもつ硬質塩化ビニル管を既設管内に引き込み、蒸気で加熱することで円形に復元し 圧縮空気により既設管と密着させ強固な自立管を構築する工法です。
2001年から施工が開始され、現在までその性能、安全面を高く評価され2018年には年間工事全体で80kmもの長さの配管工事を行いました。従来の下水道配管工事にかかる時間の短縮化、効率化、安全面から今後更なる工事の受注が見込まれます。
オメガライナー工法工程配管工事の新提案

① 既設管への引き込み作業
マンホールよりオメガライナーを既設管に引き込みます。
ドラム巻き長さは50m以上(呼び径により異なる)で、
1スパンを無接続で引き込み可能です。

② 蒸気加熱で円形復元
ボイラーユニット車よりオメガライナーの内部に蒸気を送り込みます。
蒸気によって加熱されたオメガライナーは形状記憶効果により円形に復元します。

③ 圧縮空気により既設管と密着
円形復元後、低圧の圧縮空気(0.03~0.20MPa)を送り込むことで、既設管内面に密着します。低圧をかけたまま空気で冷却することにより、完全に密着して、耐久性、耐食性に優れた塩ビ管による更生管路が完成します。